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上田医院は内科小児科を専門とする診療所です。

TEL. 088-675-1130

〒779-3205 徳島県名西郡石井町高原字東高原181-2

2017年5月1号

老化とAGE

風薫る五月です。鯉のぼりが泳ぎます。田植えが進みます。初夏です。つつじが満開です。またカエルの賑やかな合唱が始まりますね。416日に大阪で開かれた「アンチエイジング学会」に院長が参加して色々勉強してきてくれました。せっかく勉強してきた中身を私たちに還元してもらわなきゃ!ということで今回はその中からちょっと興味深い話題を書きますね。

「老化とAGE

AGE」(終末糖化産物)の事、ご存知ですか?「何それ?」タンパク質と糖が加熱されてできる毒性のある物質だそうです。体内に溜まるほど老化を促す物質と言われています。例えば小麦粉と卵・牛乳で作ったこんがりホットケーキ。これにはタンパク質と糖と加熱が全部揃っていますね。こんな風なこんがり食品にはAGEがたくさん含まれています。ステーキ、から揚げ、など揚げ物やあぶり焼きのような食品はみんな同じようにたくさんAGEを含んでいるそうです。でも、もっと重要なのが私たちの体内で作っているAGEだとか。

高血糖×持続時間=AGEの量=老化の速度(老化の方程式)

つまり血糖値の高い時間に体内のコラーゲン(タンパク質)が体温で加熱されてAGEを作るのです。なので血糖値の高い時間を短くすることが老化予防になるってことです。AGEは体中に悪さをするようです。体の中のコラーゲンがAGE化して固くなり、皮膚にはシミやしわを、血管には動脈硬化を、骨には骨粗しょう症を引き起こすようです。こわいです。

つまり体内で作るAGE量も口から入るAGE量も減らすことが老化予防っていうことですね。

血糖値の高い時間を短くするために

朝食を摂る・ゆっくり食べる・野菜から食べる・腹八分・食後の運動・ストレスを貯めない

口から入るAGEを減らすために

人工甘味料を避ける・高温で調理した物を食べ過ぎない

などが日常生活の注意点でしょうか。

清涼飲料水などに使われている「果糖液糖」などは砂糖よりも数倍危険だそうですよ。ソーセージなども焼かずに茹でるとAGEの量が違うとか。美味しく楽しく食べるという事を満たしつつ、できる事はやってみてください。

上田医院ではできませんが、光を当てて皮膚の老化具合を10000円くらいで調べてくれるところもあるようです。皮膚の老化と血管や骨の老化は関係が深いらしいので見た目が若い人は血管も若いっていう事が事実なんだ。怖すぎます〜

どうです?新しい話のような、結局いつもと同じ健康生活の勧めのような。

何でもいい、誰か早く老化予防の特効薬を作って!

バナースペース

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