2016年4月1号
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新生活と「うつ」

もうお花見行かれました？桜が終わってもチューリップにバラに、4月は花盛りです。4月はウキウキもしますが、緊張もします。何しろ新しい事だらけ。「新しい」は「ドキドキ」を産みますからね。

我が家でも緊張しながら4月1日を迎えた人がいます。転勤になった息子、産休を終えて仕事復帰する娘、初めて保育園に行く孫。それぞれ新しい環境での人間関係や仕事のやり方など慣れるまで疲れる毎日と思います。本人たちはもちろんですが、迎える職場の人たちだって同じこと。お互いに慣れて気持ちよく生活できるまでたくさんの摺り合わせが必要と思います。子供たちも一緒。学年が上がりクラス替えがあります。知らない友達に囲まれて知らない先生との授業です。みんながドキドキする4月ですね。

こんな時は「うつ」もちょっと気にしてください。始めは頑張ろうとエネルギー全開で走り始めてもだんだん疲れて気持ちが続かなくなる。これじゃいけない、と真面目な人はもっと無理に頑張ろうと自分を励ます。でも、やっぱり続かない。「食欲がなくなる」「眠れなくなる」「朝がつらい」こんな症状出たらちょっと危険信号。「私は今、具合悪いかも！」と気付いてください。本人が気付かない場合は家族や友達、職場の人が気付いてあげてくださいね。休日には行事をいれずのんびり過ごす。たわいない会話で笑って過ごして心が元気になる程度だったらそれでいいと思います。でも、「うつ」は単なる疲れとは違う心の病気です。ストレスが原因で脳内の神経伝達物質が減って起こるといわれています。重症になる前に手当しましょう。せっかくのスタートに時期を上手に乗り切ってほしいなあ。