さあ、4月も後半です。新入社員の歓迎会はちょっと落ち着いて来たころかしら。今度は子どもたちの家庭訪問の時期ですね。「先生が来るから掃除しなきゃ!」なんて会話が飛び交っている気配です。真新しいランドセルの子どもたちの登下校を見るとなんだか幸せになりますね。未来がいっぱいあるからかなあ。
子どもたちほど未来はなくても私たちにもそこそこ未来があります。5年か10年か20年か50年か。それがどんな未来か、が大事。長さも大事だけど中身も大事。いわゆる健康長寿っていうことです。
歩けなくてずっと寝ている未来よりいつまでも自分で料理したり散歩したりする自由が残った未来がいいと誰でも思うはず。でも残念ながら突然の事故や避けられない病気で不自由な未来になる場合もあります。が、自分の心がけで防げる場合もあります。寝たきりになる大きな原因に加齢性筋肉減少症(サルコペニア)と骨折があります。年を取ると誰でも筋肉量も骨量も減ってくることは事実ですが、それを努力でいかにくい止めるか!
明治のころは40歳くらい、戦後でも50歳くらいが平均寿命だったのに今や80歳を超えて生きるのは当たり前。すごいペースで長寿になっている!しかし歩かず車に頼るばかり。寿命の延び方に考え方が追いついていないと思います。食生活や衛生状態がよくなって寿命は格段に延びたけど、便利になりすぎて体を使わず長寿になったことが今の時代の問題のようです。現在は健康長寿とは言えない期間が10年程度あるとか。そのうち少子化でお世話してくれる人もいなくなりますね。介護保険のお世話にならず「保険料を払ってばかりで損だわ。」と思えるくらいの元気さが理想です。隠居してのんびりする期間が5年ならいいけど40年ものんびりはダメでしょう。元気なうちはどんどん動かなきゃ!でも、骨と筋肉を維持するのは自分です。めんどくさいけど頑張って!じっとしていると毎日筋肉と骨は痩せていきますよ。
いくつになっても仕事して頭も体も使う。貯金も貯筋も貯骨も全部解決できます。家の用事、畑仕事、ボランティア、なんでもいいです。動きましょ、働きましょ、自分のために。認知症予防もやっぱり運動っていう説も発表されています。筋肉量を増やす、骨量を維持する、どちらも自分でできる、自分でしかできない事なんですよ。皆さんどうぞご一緒に。子どもたちに負けない明るい未来を想像して健康長寿を目指しましょう。