上田医院は内科小児科を専門とする診療所です。

「とと姉ちゃん」終わりましたね。花山編集長の、文章への責任ある言葉が印象的でした。「書くという事で誰かを傷つけるかもしれない、それをいつも意識して・・・」個人的には花山編集長を演じた唐沢寿明という俳優さんが好きだったので番組が終わって残念ですが、終わっても台詞は残ります。心に留めつつ次の番組に期待しましょ。

私もこんなちいさなお便りを書いていても、ドキドキします。間違った情報ではいけない、ＡさんにはぴったりだけれどＢさんには向いてない、などなど悩みつつ書いています。最近はテレビの情報番組で医療に関することが取り上げられることもよくあります。でも、この食材が素晴らしい、とかこれさえすれば、みたいなのは眉唾ものって感じがしませんか？専門家の間でも意見が分かれる事も多いようです。簡単で続けられてすぐ効果が出る方法。そんな夢のような食材やら治療方法があったらノーベル賞を上げたい！でもそれがないから毎日バランスよく食べて適度に運動してストレスを貯めずによく寝て、みたいなつまらない健康法になるんです。それ、知ってる！もう何度も聞いた！聞き飽きた！

野菜から食べる、発酵食品がいい、炭水化物を減らす、冷たいご飯の方が痩せやすい、などなど。注意することが多すぎて美味しく食べられないと感じている人もいらっしゃると思います。あんまり頑張らず、気楽にいきましょう。「普通」って難しいですが、ご自分の食事量が多いか少ないか、野菜不足か揚げ物が多いか、大雑把に感じてください。それを意識してちょっと調節してあとはゆっくり食べる。その後、のんびり散歩する。ウオーキングやジョギングが楽しい人はもちろんそれを。そこまで頑張れない人は夕涼みを兼ねて散歩しましょう。健康のためと思わず、楽しみとして。「こうしなければ！」という事は続きません。というか続きにくいですよね？緩〜く続くのがいいと思います。（これはドクターの意見というより筆者の個人的意見です。）

このお便りが皆さんの気分転換の手助けになっていたら嬉しいけどストレスの種になっていたら悲しい。でも、ちょっと健康生活のヒントも入れたい。悩みは尽きません。今回もお付き合いありがとうございました。