これが今年の最後のお便りです。今年もあと半月足らず。なんだかあっけないような感じです。いい年でしたか?子どものころに比べて段々お正月を迎えるドキドキ感がなくなってきました。これも感動が減るという老化の一種かしら。でも何か準備してちゃんと「ドキドキ」「わくわく」を感じたいわ。
大掃除をしたくても膝が痛いから、と膝関節症で悩む方はたくさんいらっしゃると思います。膝が痛いと歩くことも嫌になって運動不足になります。出かけることが億劫になります。そんな不安を感じていらっしゃる方がたくさんだからでしょうか、インターネットで「膝関節症」と検索するとヒアルロン酸、コンドロイチン、グルコサミン、コラーゲンなど色々なサプリメントの宣伝がヒットします。それだけ興味のある人が多いっていうことでしょうね。でも、そんなサプリメントに頼る前に自分にできることをしてみませんか。
することは簡単。太腿を鍛える事。痛くて歩けなくても椅子に座って片足を持ち上げる。そのままそれをキープする。これを繰り返す。こんな誰でもどこでもできる事で自分の膝を守る強いコルセットのような筋肉が得られます。プールの中で歩くのもいいようです。痛いからとじっとしているのではなくできる事をして太腿を鍛える。これが一般的な予防であり治療のようです。人によって痛みの程度や痛みの場所が違います。もっと詳しく知りたい場合はぜひ診察時に相談してください。火曜日のリハビリの日にいらっしゃるのもいいと思います。もちろん重症になってしまってそんな事で解決できないほど悪くなってしまった場合は手術という方法もあるようですが、まず自分でできる事をやってみましょう。
動くことが簡単になると気分が明るくなります。出かけたい場所も増えます。したい事も増えます。それはいい事です。「ドキドキ」が増えますものね。「ドキドキ」が多いっていう事は刺激が多いっていう事。体にも心にも刺激になって脳にも刺激。認知症予防にもなります。「わお!素敵!」今痛い人も痛くない人も太腿を鍛えて動き続けられる明日をイメージしましょう。「そうだ、初詣に行こう。」とか「久しぶりに旅行に出よう。」とか。ちょっと今までより遠くまで歩けるようになるといいですね。忙しい年末がひと段落したら「太腿筋トレ」やってみてくださいね。
いい新年をお迎えください。