上田医院は内科小児科を専門とする診療所です。

予想外に雨の少ない6月でした。このまま梅雨明けまでいってしまうのでしょうか？降らないとそれはそれで心配ですね。でも、今年の七夕には天の川が見えるかしら。

受けていますか？がん検診。町から胃の集団検診の案内やら個別で大腸がん、前立腺がん、乳がん、子宮がんの受診券が送られてきているはず。期間が決まっていたり集団検診の場合は日時も決まっていたりして都合が悪い時もあると思います。が、が、が、受けてください。せっかくの機会をわざわざ捨てるなんてもったいない。スーパーの折込チラシを見て30円安い高いって感じるならこの無料受診券を使わないのはもっともったいない。検診の費用がもったいないだけじゃなくて、見つかるかどうかで今後の生活が大きく変わります。

もし、検診でがんが見つかったとしても段階は色々。早期で見つかり簡単な手術で済んですぐ社会復帰できる場合、少し手遅れで見つかって大手術になり、抗がん剤や放射線治療もあって長期療養が必要な場合、残念ながら完治が望めない状態で見つかって数年で亡くなってしまう場合。治療費や収入を得る力が残るかどうか、など「損」「得」で考えたらとんでもなく違います。毎年欠かさず受ければ「早期」で見つかるチャンスが増えます。このチャンスを捨てる事は3泊4日無料旅行ご招待を捨てるくらいもったいないです。なのになんでかなあ。「私はいける。病気になってない。」という根拠のない自信？「どうせ見つかっても手術もせん、いつ死んでもええ。」という潔くみえる無責任？単にめんどくさい？

長く来院されている人が実は何年も胸のレントゲン検査をしていなかったり、思いがけず胃の検査を受けたことがなかったり。院長は、「全身」をちゃんと診ることができてなくて申し訳ないと思うのと同時に、「痛い、苦しい」の訴えがないとついつい検査を勧める事を忘れてしまうと悔いております。見つかった時は進行してる事が多いからです。症状がない時に受けるがん検診だからこそ、早期で見つかります。もちろん健診で100％見つかるわけではありません、でも、受けなきゃ始まらない。