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上田医院は内科小児科を専門とする診療所です。

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〒779-3205 徳島県名西郡石井町高原字東高原181-2

2017年7月2号

やってみる

雨の少ない6月に油断していたら7月はよく降りました。ようやく梅雨も終わって夏本番ですね。花火、海水浴、かき氷、浴衣、夏の行事が楽しめそうです。

私たち夫婦、NHKの「ガッテン」大好きで色々な話題を面白がって観ています。今回観たのは「膝痛改善体操」。ご覧になった方もいらっしゃると思います。膝の痛みの原因は関節の変形だと言われているけれど、痛みの程度と変形の程度は一致しない。「ふむふむ。」膝を包む「関節包」という部分の柔らかさが大切という内容でした。その膝痛の改善には膝を良く伸ばす事を毎日続けるのが大切と放送されていました。

で、実践してみました。「まず、膝のお皿が滑らかに動くが確かめる。」「私の膝、動かんよ。」「どれどれ、触ってみようか。」「はい、お願いします。」「すいすい動いとる、いける。」「どれがお皿?」「そこから説明か?」「ちょっとしか動いてないよ?」「そんだけ動いたら十分じゃ。」「え〜、もっとぐりぐり動くかと思ったわ。」

医療人には当たり前の事でも一般人にはわからない事がたくさんある。固いとか柔らかい、とか強くとか優しく、とかそういう言葉は程度が難しい。「普通」を知っている人には簡単でも、知らない人には難しいってことがいっぱい。お料理と一緒。毎日お料理を作っている人なら「お塩、ちょっと少なめにした方が美味しいよ。」「ゆで時間、短くね。」これで通じますが、全く初めての人には「普通」がわからないから「多め、少なめ」も何分茹でるかもわからないんです。上手な人の横で味見しながら実際作って練習するのが上達の近道。同じように、テレビやネットで知った体操の方法や強さ、不安な時はちゃんと専門家に実際触って教えてもらうって大切と思いました。

結局、大切なのは本当に「する」こと。ラジオ体操でもテレビ体操でもなんでもいいと思います。体を動かすことを続けることが大切。テレビ体操を観てるだけじゃなく、テレビ体操をする。この、「する」って事が大切。わかっているけどしない、っていうのはダメですよ。料理の作り方を読んだことはあっても実際ジャガイモの皮も剥いたことがないっていうのと一緒。単なる頭でっかちだわ、それ。知識より実践!

「まず、やってみよう、ちょっとでも続けよう」そんな気持ちで体操なさってください。膝伸ばしもぜひどうぞ。続ければ効果が出そうです。

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